ムーさんママ日記

小学生不登校兄弟とマイペース母のブログ~日々の学び~

不登校の親の学び本【学校は行かなくてもいいー親子で読みたい「正しい不登校のやり方」】を読んで

こんにちは!

不登校の兄弟たちと毎日あれやこれや考えながらもなかなか動けないマイペース母です。

 

だいぶ前になりますが、子どもが不登校になって不登校関連の書籍として最初に読んだ本の紹介をしたいと思います。

 

 

本を選んだ理由

 

それはこちらの小幡和輝さんの【学校は行かなくてもいい】です。

 

 

 

なぜこの本を選んだかというと、

  • いきなり解決策を読むとまた学校に行かせなきゃ!と思ってしまいそう
  • 実際に不登校を経験した人のその時の気持ちを知りたかった
  • 不登校から高校生社長になった小幡和輝さんに興味があった

 

著者の小幡さんも、この本は不登校の保護者や関わる人向けに書いたとおっしゃっています。

 

不登校でも社長になれたっていうお話は、こどもが不登校になって完全に落ち込んでいるときにはとても勇気をもらえると思います。

 

読んでみてよかったこと、わかったこと

 

小学校・中学校の義務教育という言葉のとらえ方が変わりました。

私は子どもに「義務教育だから行かないとダメなんだよ!」とまさに行ってしまっていましたがそうではなかったんです。

 

あくまでも親や市町村の義務はあるが、子どもの義務ではないということ。

子どもが学校が合わないのであれば、他の方法でも教育を受ける機会を与えてあげればいい。

 

義務教育で国民に最低限の教育を受けさせるのは、国の力を上げるために必要なことなんだそうです。

 

私たちにとっても、誰でも平等に教育を受けられる環境があるというのはありがたいことですよね。

 

 

でも、学校が国のチカラの底上げのためのものだと考えると、

 

国にとっては学校は必要なものなんだろうけれど、

 

じゃあ、この子にとっては本当に学校が必要な場所なのか?という目で改めて考えることができました。

 

からしたら、こんなに恵まれた環境があるのに行かないなんて贅沢だと思ってしまう。

 

でもそこが、子どもにとって行くことが苦痛でしかない場所だったら…

 

子どもにとって、本当に必要なものは何なのか
それを改めて考えたいなと思いました。

 

ですが、

 

今は学校に行けないということを受け入れたとして、きっと私たち親が一番心配しているのは、将来大丈夫かな?ということですよね。


今は親が守って養ってあげられたとしても、このまま仕事もできず、ニートになり家に引きこもったまま大人になってしまうのではないか…。

 

そこまで行かなくても、仕事も嫌になったらすぐにやめてなかなか定職につけないんじゃないかと。

 

その点でも、私の常識を覆されたのが、

 

「我慢しないでやめたらいいじゃん」という言葉。

 

楽な仕事なんてない。多少つらくても我慢して続けるのが仕事。
そんな風に思っていた私の考えも変わりました。

 

僕が今「じゃあ辞めたらいいじゃん」と言えるのは、学校に行かないという選択肢、つまり嫌なことがあれば、それをやめて別の手段で代用することができるということを実体験で知っているからだ。

 

不登校になる子は、ある意味きっと、好きなことやできること、嫌いなことがはっきりしているんじゃないかなと思います。

 

そう考えると、子どもの好きなことや得意なことをしっかり引き出してあげて、それが将来につながるように私たちがサポートできれば、きっとこの子たちは力を出していけるんじゃないかなと思いました。

 

子どもが学校に行かないという選択をしたことで、自分ももっと自由に考えてもいいんだなと思えるようになりました。

 

旦那さんも仕事がつらそうなときがありますが、それならやめてもいいよと思えるようになったんですよね。

 

そして、この本では小幡さんのお話だけではなく、他の不登校経験者のお話もたくさん載っています。

 

それぞれの不登校になった経緯や、親にしてもらってうれしかったことやこうしてほしかったなどという話も書かれているのでとても参考になりました。

 

やっぱり実際に経験した方のお話は重みがありますね。

 

それぞれの方に共通して感じたのは「居場所」の大切さ。

 

私自身、パートで働きにでていることでまだ外と繋がっている感じがありますが、それでも子どもが不登校になると、疎外感を感じてしまい人との関りが怖く感じてしまうこともあります。

 

きっと子どもはもっと感じているんでしょうね。

 

いずれは家以外で安心できる居場所は見つけてほしいと思いますが、まずは家が安心できること

 

引きこもるときは安心して引きこもりたい

 

 

その言葉が胸に刺さりました

 

子どもたちは安心して引きこもれているかな。

 

まとめ

不登校になった本人の気持ちは、いくら親であってもなかなか理解できるものではないと思います。

 

でも、親としてはやっぱり理解してあげたいですよね。

 

そのためにも、実際に経験した方が感じたこと、思ったことを知ることはとても大切なことだと思いました。

 

不登校になった経緯などは色々違っていますが、親が学校に行かないことを受け入れてくれたのがよかったという言葉が多くありました。

 

どの親御さんもすぐに受け入れられるものでもなかったでしょうし、色々な思いがあったことはもちろん想像がつきます。

 

ですが、それは一旦置いておいて、学校に行けないことをまずはしっかり受け入れてあげるということですね。

 

もちろんそれからも、居場所探しや、やりたいことを一緒に見つけてあげたり…。

親としては四苦八苦するとは思います。

 

不登校の解決法の本もたくさんありますが、小幡さんの本は「学校へ行っても行かなくても大丈夫」

 

そう私たちに気持ちの土台を持たせてくれる本だと思います。